2021.08.04
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介護DX元年 ケアテックの推進へ

協会・団体 総会取材 一般社団法人日本ケアテック協会 設立記念総会「ケアテックフォーラム」

 

編集部より

一般社団法人日本ケアテック協会は2021年6月30日、都内グランパークカンファレンスで、設立記念総会「ケアテックフォーラム」を開催し、「介護DX元年 科学的介護の実現とケアテックの推進」をテーマに掲げ、介護事業者やケアテック事業者などが参加しました。2021年度介護報酬改定で「LIFE」新加算が着目されているように、介護業務のIT化は喫緊の課題です。同協会の取組みへの関心が高まる中、介護DX化の「実践」につなげるための取り組みを強化していくと展望を語っています。

  

取材・文/松崎 純子(元新聞記者/介護ライター)

編集・構成/吉井 光洋(メディカルサポネット編集部)

 

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「テクノロジーの利活用の推進」と「持続可能な介護」の実現を目指す

 

一般社団法人日本ケアテック協会は介護分野での「テクノロジーの利活用の推進」と「持続可能な介護」の実現を目指し、2020年11月11日に設立されました。

 

同協会の発起人であり、代表理事の鹿野祐介氏(株式会社ウェルモ 代表取締役CEO)は、「ケアテックは、Care(介護)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語。介護もテクノロジーもあえて領域を絞らず、幅広く一体的に取り組む」と述べ、「多彩なテクノロジー企業と介護サービス事業者をつなぎ、後押しする体制を一歩ずつ着実に作っていきたい」と展望を語りました。

 

 

急速な高齢化や現役世代の減少を考慮すると、介護現場でのテクノロジーの活用は不可欠だと語る、

同協会の発起人であり代表理事の鹿野祐介氏(株式会社ウェルモ 代表取締役CEO)

 

 

来賓として出席した自民党ケアテック活用推進議員連盟 顧問の、そのだ修光氏(公益社団法人全国老人福祉施設協議会 常任理事)は、「介護現場を支える職員は人手不足などで状況がひっ迫している」と早急に対処が必要な課題を抱えているとし、「現場視点の最適なテクノロジーをつくることで、ケアテックが脚光を浴びてくる」と話しました。

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