2023.08.22
3

認知症新薬「レカネマブ」、国内の製造販売の承認を了承=厚労省・専門家部会

メディカルサポネット 編集部からのコメント

注目の新薬が厚生労働省の専門家部会で了承されました。

認知症の新薬「レカネマブ」米国ではすでに承認が下りていますが、日本国内での製造と販売についても昨日21日了承されました。

レカネマブは、アルツハイマー病の新薬で、日本の製薬会社エーザイと、米国のバイオジェンが共同で開発しました。

                        

《厚労省》

   

日本の「エーザイ」とアメリカの「バイオジェン」が共同で開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が、国内で実用化される見通しとなった。【Joint編集部】

  

厚生労働省の専門家部会が21日、製造・販売の承認を了承。これまでの審査で有効性・安全性などが確認できたとして、使用を認める判断を下した。今後、厚労省が正式に承認する。

   

新薬「レカネマブ」は、アルツハイマー病の原因となる異常なたんぱく質「アミロイドβ」を脳内から除去し、認知症の進行を抑制する効果が期待されている。アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけて取り除く薬が了承されたのは、今回が初めて。今後、厚労省の「中医協(中央社会保険医療協議会)」で公的保険の適用やその価格などが議論される見通しだ。

  

今回の専門家部会での了承を受けて、認知症の人と家族の会は21日に公式Facebookに、「これまで多くの認知症の人が、『1日も早く開発してほしい』と望んできた新薬が承認されました。まだ、対象となる方は限られている新薬ですが、この薬が認知症新時代の第1歩となることを望みます」と投稿。あわせてYou Tubeの公式チャンネルに、「レカネマブ」について分かりやすく解説する動画をアップしている。   

         

<PR>マイナビの医療介護関連人材紹介サービス問合せはこちら   

      

 出典: JOINT

  

メディカルサポネットの

"オリジナル記事"が読み放題・

"採用に役立つ書類"のダウンロードも

   

ログイン(既に会員の方)

  •  採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP