2024.05.08
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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎3.32と増加へ転ず―性感染症集計(2024年1~3月)[感染症発生動向調査 2024年第15週(4月8~14日)]

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所の最新感染症発生動向調査が公表されました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は過去5年間の同時期と比較してかなり多い感染者数になっています。報告数が多い上位は多い順に山形、北海道、愛媛です。RSウイルス感染症も過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。

   

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感染症発生動向調査 2024年第15週(4月8~14日)

 

◆インフルエンザ

 2024年第15週の定点当たり報告数は2.69。(患者報告数13,245)と

 第16週速報では報告数は1.85(患者報告数9,105)となり5週連続で減少。

 直近5週間のウイルスの検出状況はB型が165例(82%)、AH3亜型が20件(10%)、AH1pdm09が17件(8%)の順。

 

◆新型コロナウイルス感染症

 2024年第15週の定点当たり報告数は3.71。

 第16週では3.64と微減、第17週速報では3.22とさらに減少し、12週連続の減少。新規感染者数は全国で15,786人。

 

◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 定点当たり報告数は3.32と増加に転じ、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。

 都道府県別の上位3位は前週と同じく山形県(9.32)、北海道(5.93)、愛媛県(5.24)である。

 

◆RSウイルス感染症

 定点当たり報告数は1.42と第2週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してやや多い。

 都道府県別の上位3位は奈良県(4.18)、大阪府(3.95)、福井県(3.64)である。

 

◆性感染症集計(2024年1~3月

 2024年1~3月の定点当たり報告数は、性器クラミジア感染症が男性1.27、女性1.25、

 性器ヘルペスウイルス感染症が男性0 .30、女性0 .52、尖圭コンジローマが男性0 .34、女性0 .17、

 淋菌感染症が男性0 .54、女性0.22だった。

 

 

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出典:Web医事新報

 

 

 

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