2023.11.01
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プール熱の患者増、過去10年の最多更新
7府県で警報レベル

メディカルサポネット 編集部からのコメント

咽頭結膜熱(プール熱)が大流行しています。秋になったにもかかわらず、患者数は増え続けており、過去10年の最多記録を更新しました。京都や大阪など7府県では警報レベルとなっています。

プール熱は身体接触・飛沫でうつることが多い病気で、発熱やのどの痛み、咳、結膜炎などが主たる症状です。学校や保育園、幼稚園での集団感染も多いということです。

  

                                                                   

 のどの炎症や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)の第42週(16-22日)の患者報告数が、過去10年で最多を記録した第40週(2-8日)を上回ったことが、国立感染症研究所が31日に公表した速報で分かった。全国的に流行が続いており、7府県で警報レベルとなっている。【新井哉】

  

 第42週の全国の定点医療機関当たりの患者報告数(小児科定点医療機関約3,000カ所)は、前週比23.4%増の2.16人で、41都道府県で前週を上回っている。

  

 都道府県別で見ると、沖縄(6.9人)、福岡(6.33人)、奈良(5.47人)、佐賀(4.0人)、大阪(3.58人)、京都(3.18人)、三重(3.07人)で警報基準(3.0人)を超えている。

  

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保育園、幼稚園、小学校などでの小児の集団発生も少なくない。

                                        

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 出典医療介護CBニュース

             

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