2023.10.26
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専攻医を県内に誘導、採用数を2倍超に
埼玉県が計画案公表、女性医師の就業支援も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

病床余り、医師不足が全国で問題になっています。特に勤務医の不足は大都市圏でも顕在化してきました。

埼玉県は、都道府県別10万人当たりの医師数が全国でワーストとなっていることもあり、専攻医を県内に誘導し、採用数を2倍以上に増やす地域保健計画(2024年度~2029年度)を発表しました。

                                                              

 埼玉県は24日、専攻医を県内に誘導し、採用数を2倍超にすることなどを盛り込んだ県地域保健医療計画(2024-29年度)の案を公表した。【新井哉】

   

 計画案では、県の医師数は年々増加しているとしながらも、10万人当たりの医師数は都道府県別で全国ワーストとなっていることや、医師の多寡を統一的・客観的に比較・評価する「医師偏在指標」でも医師少数県となっていることを取り上げている。

  

 こうした課題の解決に向け、産科や小児科、救命救急センターにおける一定期間の勤務を条件として、臨床研修医や専攻医に研修資金を貸与したり、特設ウェブサイトを構築し、県内の専門研修プログラムごとの特徴や研修を受講する魅力をPRして専攻医の県内への誘導を図ったりする。具体的には、現在の専攻医採用数(747人、22年度と23年度の累計)を26年度までに1,670人にする方針だ。

  

 また、研修医向けの高規格シミュレーターを用いた研修を行うほか、県女性医師支援センターを運営し、女性医師の就業を支援する。

  

 このほか、日常生活上や経済的な問題となっているゲーム障害も取り上げており、具体的な対策として、▽ゲーム障害の知識や予防などに関する普及啓発▽精神保健福祉センターや保健所での相談支援▽ゲーム障害に対応できる専門性のある相談員の人材育成-を行う必要性を挙げている。

                                    

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 出典医療介護CBニュース

             

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