2023.10.11
3

プール熱感染拡大、過去10年の最多更新
4府県で警報レベル

メディカルサポネット 編集部からのコメント

咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が、過去10年の最多記録を更新しました。

咽頭結膜熱はのどの炎症による痛み、発熱、結膜炎、などの症状が出る病気で、プールでの感染などが多いことから通称プール熱と呼ばれます。通常夏に感染が多いのですが、今年は秋になっても感染が増えており、子供が集まる施設や行事などでは注意が必要な状況となっています。

                                                     

 のどの炎症や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)の第39週(9月25日-10月1日)の患者報告数が、過去10年で最多を記録した第37週(9月11-17日)を上回ったことが、国立感染症研究所が10日に公表した速報で分かった。全国的に感染が拡大しており、4府県で警報レベルとなっている。【新井哉】

  

 第39週の全国の定点医療機関当たりの患者報告数(小児科定点医療機関約3,000カ所)は、前週比38.2%増の1.81人で、秋田を除く全都道府県で前週を上回っている。

  

 都道府県別で見ると、福岡(5.73人)、沖縄(4.48人)、大阪(4.24人)、奈良(3.88人)の4府県で警報基準(3.0人)を越えている。

  

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保育園、幼稚園、小学校などでの小児の集団発生も少なくない。

                      

<広告>マイナビの医療・薬剤・介護関連人材紹介サービス問合せはこちら

           

 出典医療介護CBニュース

             

メディカルサポネットの

"オリジナル記事"が読み放題・

"採用に役立つ書類"のダウンロードも

   

ログイン(既に会員の方)

  •  採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP