2023.08.02
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介護事業所の書類提出、原則として電子化へ 厚労省が自治体に早期の環境整備を要請

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省が介護書類・申請関連の電子化を急いでいます。7月末、全国介護保険担当課長会議(自治体の介護保険担当者に重点課題などを説明する会議)で、介護事業所と自治体の書類のやり取りは原則「電子申請・届出システム」を使用することを改めて示し、各自治体に市町村など小規模自治体が利用開始できるよう協力を要請しました。

厚労省はケアプランデータ連携システムが利用できる事業所をWAMNETで検索できるようにもしており、電子化された事業所同士が業務を効率化できるように整備を進めています。

                      

《 厚労省 》

      

厚生労働省は7月31日、自治体の介護保険の担当者に当面の制度改正や重点課題などを説明する会議(全国介護保険担当課長会議)の資料を公式サイトに掲載した。【Joint編集部】

  

介護施設・事業所と自治体との書類のやり取りを効率化する「電子申請・届出システム」に言及。事務の効率化に向けてこのシステムの活用を原則化する方針を改めて示し、全国の自治体に早期の利用開始を重ねて要請した。

   

「電子申請・届出システム」は、ペーパーワークを少なくして介護現場の事務負担を軽減する施策の一環として、国が既存の「介護サービス情報公表システム」を改修して構築したもの。介護施設・事業所の指定申請、変更届出、更新申請、報酬請求などの手続きに必要な書類の提出を、個々のPCからクラウドで実行できるようにする仕組みだ。

   

厚労省は介護保険のルールを改正し、やむを得ないケースを除いてこのシステムを活用することを介護事業者に求めていくことにした。あわせて全国の自治体には、2026年3月までに必要な準備を完了させるよう指導している。

  

課長会議の新たな資料では都道府県などに対し、「早期の利用開始について再度ご検討を」と要請。「事業所の負担軽減の観点からも、管内の市区町村に早期の利用開始を強く促して頂き、小規模自治体へのフォローなどもお願いする」と呼びかけた。

  

      

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 出典: JOINT

  

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