2023.06.28
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【感染症情報】RSウイルスが6週連続で増加
インフルエンザは4週連続で減少

メディカルサポネット 編集部からのコメント

ヘルパンギーナに続いて、RSウイルスと、新型コロナウイルスの定点医療機関あたりの感染者報告数が増加しています。

RSウイルス感染症は前週比9.8%増、新型コロナウイルス感染症は前週比9.6%増、特にRSウイルス感染症は6週連続で増加しているので注意が必要です。

RSウイルスとは、何度も感染と発病を繰り返す、熱・咳・鼻水などが主な症状の呼吸器感染症です。大人もかかりますが、特に2歳までにほとんどの乳幼児がかかるといわれており、子供の場合は呼吸困難などになる場合があります。

             

 国立感染症研究所がまとめた12日から18日までの1週間(第24週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が6週連続で増加した。新型コロナウイルス感染症も増えた。インフルエンザは4週連続、感染性胃腸炎は2週連続で減少した。【新井哉】

   

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比8.3%減の5.77人。都道府県別の上位3位は、大分(9.94人)、長野(9.56人)、熊本(9.34人)。

   

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比9.6%増の5.6人。都道府県別の上位3位は、沖縄(28.74人)、鹿児島(9.6人)、千葉(7.57人)。

  

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比50%増の4.5人。過去10年で2番目に多い。都道府県別の上位3位は、和歌山(10.5人)、宮崎(10.06人)、鹿児島(9.94人)。

  

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比9.8%増の2.9人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、大分(6.72人)、愛媛(6.35人)、山口(6.05人)。

  

〔インフルエンザ〕報告数は前週比5.1%減の1.29人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(10.55人)、宮崎(8.16人)、長崎(4.47人)。

   

〔手足口病〕報告数は前週比16.7%増の0.77人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、茨城(3.49人)、宮崎(2.39人)、大分(1.92人)。

   

   

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 出典医療介護CBニュース

             

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