2018.02.22
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がんゲノム医療中核病院11施設を指定 19年度末まで~厚労省

メディカルサポネット編集部からのコメント

厚労省が「段階的に体制整備を進める」とする、がんゲノム医療の中心的な役割を果たす「中核拠点病院」の11施設が指定されました。この11施設と各地域の連携病院が協力し、どこでも患者にがんゲノム医療を提供できる体制が整うことになります。

 

厚生労働省は16日、がん患者の遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶがんゲノム医療の中心的な役割を果たす「中核拠点病院」に11施設を指定した。期間は、2018年4月1日から20年3月31日まで。【松村秀士】

 

指定を受けたのは、▽北大病院(札幌市)▽東北大病院(仙台市)▽国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)▽慶大病院(東京都新宿区)▽東大医学部附属病院(同文京区)▽国立がん研究センター中央病院(同中央区)▽名大医学部附属病院(名古屋市)▽京大医学部附属病院(京都市)▽阪大医学部附属病院(大阪府吹田市)▽岡山大病院(岡山市)▽九大病院(福岡市)―の11施設。

 

同省では、「3月14日までに各がんゲノム医療中核拠点病院から、同病院と連携するがんゲノム医療連携病院の申請を提出いただき、今年度中に同連携病院を確定させる予定」としている。

 

がんゲノム医療については、17年10月に閣議決定された3期目のがん対策推進基本計画で、「段階的に体制整備を進める」とされている。同省では当面、「中核拠点病院」と地域の「連携病院」が協力し、どこでも患者にがんゲノム医療を提供できる体制の整備を目指している。

 

また、「中核拠点病院に求められる機能(必須)」として、▽事前の患者説明・検体準備▽シークエンスの実施(外注可)▽レポートの作成▽専門家会議の開催▽結果に関する患者説明▽治療▽研究開発―を挙げている。

 

出典:医療介護CBニュース

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