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2021.02.18
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介護保険新データベース「LIFE」スタートへの準備と覚悟

介護経営コンサルタント小濱道博の先手必勝の介護経営 vol.5

 

編集部より

今、介護事業所の経営には、「新型コロナウイルス感染症への対応」と「制度改正を見据えた長期的な戦略」という2軸が求められています。先が見通しにくい時代に、介護経営支援に携わってきた小濱介護経営事務所の代表、小濱道博さんが「先手必勝の介護経営」と題して、一歩先行く経営のヒントを1年間にわたってお伝えします。第5回は、4月の介護報酬改定から始まる介護データベース「LIFE」について解説いただきました。4月のスタートを前に、ハード面・ソフト面両方で準備を進める必要があり、情報収集を急ぐ経営者の皆さま。今回のコラムで準備を整え「先手必勝の介護経営」へと着実に進んでいきましょう。

介護報酬改定最大の関心の1つ「LIFE」の意義と価値

 

令和3年度介護報酬改定において、リハビリテーション・機能訓練、口腔ケア、栄養改善の自立支援に資する取り組みが明確にクローズアップされた。それに伴って、OT・PT・STといったセラピスト、管理栄養士、歯科衛生士の役割が明確になっており、特に管理栄養士の役割が大きく拡大された。データベースVISIT,CHASE(4月からはLIFEに統一、以降LIFE)へのデータ提出と活用が、これらに関連する加算の算定要件に位置づけられた。

 

今回新設された科学的介護推進体制加算は、LIFEデータベースに、利用者のリハビリテーション・機能訓練、口腔ケア、栄養改善、認知症などのデータを提供する。その後、LIFEデータベースから提供されるフィードバックデータを活用して、ケアプランやリハビリテーション計画などを見直してケアの質の向上に繋げるPDCAサイクルの活用プロセスを評価する加算である。

 

【図】LIFEデータベース活用イメージ

【図】LIFEデータベース活用イメージ

 

まだ公表はされていないが、この加算の算定のための様式は、非常に細かい記載が求められると聞く。今後の実地指導では、その記録等も確認される事となる。いずれにしても、従来の機能訓練に加えて、口腔ケア、栄養改善、認知症などへの取り組みも重要となった。LIFE導入のメリット・デメリット・期待について考えてみたい。

・高くない加算単位

LIFEデータベース関連の加算単位は、多くの場合、20単位/月~40単位/月程度であり、決して高いものではない。その事務負担や導入コストを考えると収支が合わないだろう。

 

・手入力作業負担改善

以前から処理上の問題として存在した手入力作業の負担は改善された。記録ソフトを導入することで、日常業務で蓄積された情報を活用して、データ提出に必要なCSVデータとして抽出して提供する仕組みとなった。

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