2022.12.20
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vol.7 他の病院はどうしてる?【有給休暇の取得促進】を大公開!

5分で読めるポイント解説 看護師労働実態調査2021

5分で読めるポイント解説看護師労働実態調査

 

編集部より

働き方改革法案の成立により労働基準法が改正され、2019年4月から、企業は年間10日以上の有給休暇が付与されている労働者に5日以上取得させることが義務化されました。しかし、厚労省の調査によると、有給取得について「ためらいを感じる」「ややためらいを感じる」労働者は全体の56.3%に上ることが分かります。さらに、ためらいを感じる主な理由としては、「みんなに迷惑が掛かると感じるから」(70.4%)、「職場の雰囲気で取得しづらいから」(26.8%)などが挙げられます。

※参考:「年次有給休暇取得促進特設サイト https://work-holiday.mhlw.go.jp/kyuuka-sokushin/

各事業者はどのようにして、従業員に有給取得を促しているのでしょうか。当記事では、事業者実態を明らかにし、「有給休暇の取得促進」の取り組みについて、「看護師白書2021年度版」のデータをもとに、詳しくご紹介します。

 

編集・構成/メディカルサポネット編集部

看護師の転職・就業動向

以下は「看護師白書2021年度版」における、退職・転職動向に関する調査結果です。

  

  

看護職員は、1年間でどのくらい有給休暇を取得できているか?

 

前年度に有給休暇の取得実績がある2,545人に、現在の職場の1年間の有給休暇の取得日数(前年度の取得実績)を尋ねたところ、以下の順に挙げられています。

  • 「5~9日」が36.6%と最も多い
  • 「10~14日」30.7%
  • 「1~4日」14.1%
  • 「15~19日」7.5%
  • 「20日以上」7.0%
  • 「0日」4.0%


有給休暇の取得日数にはバラつきがあります。

2019 年4月より労働基準法が改正され、年10 日以上の有給休暇が付与される労働者に対して年5日以上取得させることが雇用主に義務付けられていますが、職場によっては法令遵守がなされていない恐れがあります。

有休
が取れないという看護師からは、次の意見が挙がりました。

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