メディカルサポネット 編集部からのコメント日頃はジェントルマンやレディな患者さんも、体調が悪かったり、普段と違う環境の中におかれたりすると「まさか、あの人が!?」なわがままを発することがあります。無茶とわかっていても言ってしまうあれこれ。逆に、病院という空間が一般社会とはかけ離れていることに気づいてない医療関係者もチラホラ。忙しい時ほど、思いやりの心を忘れずにいたいものです。カチンと来た時は「この人はストレスが溜まっているんだな」と大人の解釈をすると、ダメージが和らぎます。お試しください。 |
医療関係者や患者は、どんなことにイラっとするのか―。
CBnewsが実施したアンケートによると、患者にイラっとしたことが「ある」と答えた医療関係者は130人中100人(76.9%)で、医療関係者にイラっとしたことが「ある」と答えた患者は130人中112人(86.2%)だった。【越浦麻美、兼松昭夫】
CBnewsでは、6月28日から8月2日にかけてインターネット上で、読者アンケートを実施。病院や薬局、介護施設などに勤務する医師や看護師、事務関係者ら130人から回答を得た。医療関係者として患者にイラっとしたことと、患者として医療機関に行った時、医療関係者にイラっとしたことを聞いた。
■「医療関係者」がイラっ
治療中にもかかわらず、健康を害する行為を患者がしたり、「タクシー代がもったいないので、帰りの救急車を呼んでほしい」などと無茶な要求をされたりしたというケースがあった。
患者だけでなく、医療関係者にイラっとしたという書き込みも。病院の看護責任者が「そんなの、助手にやらせなよ」と介護職に対して見下して言うなど、互いの職種の専門性を尊重できない事例や、急病で夜勤に入れなかった時に、体調を気遣う言葉もなく、「迷惑をかけられた」と上司に言われたなど、心無い言葉にイラっとしたという声が寄せられた。
■「患者」がイラっ
患者が医療関係者にイラっとした事例では、医師がパソコンだけを見て、患者を見ずに診察するなど、患者に向き合っていないと感じられたり、軽症のためにインフルエンザと気付かずに受診した時に、「だいぶばらまいたね」と言われたり、患者の気持ちに寄り添っていない対応を指摘するケースがあった。
また、医療行為以外でも、体がつらい中で医療機関に行ったのに、「待つ時間はわかりません」と素っ気なく言われたケースや、事務担当者に何度も同じことを聞かれるなど煩わしさを訴える声もあった。
詳しい体験談は、こちらから
出典:医療介護CBニュース