メディカルサポネット 編集部からのコメント日本医療労働組合連合会は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、小規模多機能など153の介護施設を対象とした夜勤実態の調査を行い、結果を公表しました。それによると、全体の約2割の施設が休憩・仮眠時間は「1時間」と答えており、休憩・仮眠を十分に取れない職場がある現状が改めて分かりました。結果に対し、日本医労連は「労働者の健康と利用者の安全のため、一刻も早い改善を」と指摘しています。 |
日本医療労働組合連合会は12日、介護施設の夜勤実態を探る調査の結果を公表した。【Joint編集部】
休憩・仮眠を十分に取れない職場がある現状が改めて報告されている。
夜勤が長時間に及ぶ2交替制をとっている施設をみると、休憩・仮眠時間の平均は2時間28分。全体の約2割の施設が「1時間」と答えていた。あくまで就業規則に定められている休憩・仮眠時間の合計を尋ねた結果で、実態としては更に短いところも少なくないとみられる。
日本医労連は、「休憩・仮眠が1時間しか設けられていない状況は、労働者の健康と利用者の安全にとってこの上なく有害。一刻も早い改善が必要」と指摘している。
この調査は特養、老健、グループホーム、小規模多機能など153施設が対象。昨年6月から11月までの期間で回答を集計したという。
出典:JOINT