2019.03.29
3

風疹患者900人超、首都圏4都県が約6割占める
国立感染症研究所が「緊急情報」発表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

3月20日現在の風疹流行に関する緊急情報が国立感染症研究所 感染症疫学センターより発表されました。医療関係者の感染報告もあります。報告のあった風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない、抗体を保有していない集団です。症状の内訳としては、発熱と発疹が同日に出現した人が39%、発熱より発疹が先に出現した人が10%、発疹より発熱が先に出現した人が51%ということです。「医者の不養生」と言われないよう、ワクチンで予防しましょう。

  

 国立感染症研究所は26日、「風疹流行に関する緊急情報」(20日現在)を発表した。2013年の流行に次ぐペースで増えている風疹の患者報告数に関しては、全体の約6割を首都圏の4都県が占めている。人口100万人当たりの患者報告数について、同研究所は、全都道府県の中で東京都(19.8人)が最も多いとしている。【新井哉】

 

 

 緊急情報によると、17日までに診断された19年の患者報告数は937人。都道府県別では、東京が267人で最も多く、以下は神奈川(130人)、千葉(95人)、大阪(87人)、福岡(58人)、埼玉(56人)、兵庫(27人)、愛知(22人)などの順だった。

 

 同研究所は、「特に配慮が必要な職種」として、医療関係者や保育士、消防士、教職員を挙げ、患者報告数を緊急情報に記載。医療関係者では、「看護師」が4人、「薬局勤務」が2人、「検査技師」「看護助手」がそれぞれ1人報告されているという。

 

 

 出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP