2019.03.25
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看護師国家試験、合格者が1900人余り減少
合格率は89.3%、厚労省発表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

3月22日に第105回保健師国家試験、第102回助産師国家試験及び第108回看護師国家試験の合格発表がありました。今まで新人だった看護師も先輩として頼られる立場になります。学生から社会人になることで、環境が変わり、求められることも責任も大きくなる新人が、安心して独り立ちできるようフォローをお願いいたします。また、「教えることは学ぶこと」と言われる通り、先輩諸氏もさらに自身の成長が見込める機会です。新たな出会いを大切にしたいですね。

 

 第108回看護師国家試験の合格者の数は5万6767人で、前年よりも1900人余り減ったことが22日、厚生労働省が行った合格発表で分かった。合格率は89.3%だった。【松村秀士】

 

合否を確認する受験者(22日、厚労省)

  

 厚労省によると、2月17日に実施された108回目の看護師国家試験には、前年よりも885人少ない6万3603人が受験し、このうち5万6767人(前年比1915人減)が合格した。

 

 新卒者と既卒者を合わせた全体の合格率は89.3%で、前年と比べて1.7ポイント低下し、2年ぶりに90%を下回った。

 

 EPA(経済連携協定)によってインドネシアとフィリピン、ベトナムから来日した看護師候補者は今回、423人が受験し、そのうち69人(前年比9人減)が合格した。合格率は16.3%(同1.4ポイント減)だった。

 

■合格者の抱負

 

 合格発表会場となった厚労省の講堂では、家族や友人らと共に合否を確認する受験者の姿が見られた。

 

 神奈川県のY.Iさん(28)は、「実習で楽しかった循環器内科に携わりたい。結婚や出産をしても看護の現場で一生働きたい」と抱負を述べた。

 

 群馬県の大久保桐子さん(22)は、かつて病気にかかった時に看護師から親切にしてもらったことが今も忘れられない。「手術を受けたことがあるので、希望はオペ室で看護をすること。患者さんに寄り添える看護師になりたい」と将来を見据えていた。

 

  

 出典:医療介護CBニュース

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