2019.03.05
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試験事務を担う「日本准看護師推進センター」設立へ
日医と四病協

メディカルサポネット 編集部からのコメント

日本医師会と四病院団体協議会が、准看護師試験の事務の受託法人として「日本准看護師推進センター」を4月1日付で設立することが、1日までに分かりました。働きながら資格取得ができることや、正看護師へのステップアップができることから、資格取得を目指す方も多いでしょう。今後は、日本医師会と四病院団体協議会によって設立される「日本准看護師推進センター」にて試験が実施されることとなります。

 

 日本医師会と四病院団体協議会が、准看護師試験の事務の受託法人として「日本准看護師推進センター」を4月1日付で設立することが、1日までに分かった。同センターでは、2021年2月に実施される予定の試験から事務を担えるように準備を進める方針。【松村秀士】

 

 同センターが担う事務は、主に試験問題の作成や問題の印刷・輸送、採点など。理事長に日医の横倉義武会長が就任するほか、四病協の各団体の会長や役員が評議員や理事・監事を務める。評議員に日本看護学校協議会の関係者も就任する見通し。

  

 准看護師の試験は、各都道府県によって毎年実施されている。その事務については、他の都道府県と共同で担うことが可能で、厚生労働省によると、17年度は全国で6つのグループに分かれて行われた。しかし、各都道府県が共同で事務を担っても負担が大きいことから、試験事務を外部へ委託できる仕組みにするよう都道府県から要望があったという。

 

 これらを踏まえ、18年6月に成立した第8次地方分権一括法によって保健師助産師看護師法が一部改正され、各都道府県は准看護師試験の事務を外部へ委託することが可能となる。

   

  

 出典:医療介護CBニュース

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