2019.02.28
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看護師の特定行為研修で26機関を指定、未指定は8県に
厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は27日までに、看護師の特定行為にかかわる研修を実施する指定研修機関として26カ所を新たに指定しました。「特定行為研修」は10万人以上の看護師の修了を目標としていますが、現時点で修了者が1205人と、少ない状況であります。しかし、看護師が働きながら研修を受けられるようになったことで、多くの診療補助が可能になるため、患者側としても、より安心して診療を受けられるようになるでしょう。

 

 厚生労働省は27日までに、看護師の特定行為にかかわる研修を実施する指定研修機関として26カ所を新たに指定した。これにより、新たに3県で同機関が指定され、未指定は8県となった。【松村秀士】

 

 看護師が「特定行為研修」を修了した場合、医師の包括的な指示の下で手順書に基づいて38の特定行為(診療の補助)ができるようになる。

  

 厚労省は、2025年までに同研修を終えた看護師を10万人以上にすることを目指しているが、18年9月末現在で修了者は1205人という状況だ。この目標を実現するには、看護師が働きながら研修を受けられるよう、各都道府県で指定研修を実施する体制の整備が求められている。

 

 今回指定を受けたのは、以下の26機関で、指定はいずれも21日付。

 

  

今回は、島根、広島、熊本の3県で研修期間が新たに指定された。同省の担当者は、「できるだけ早く残りの8県で整備されるよう、各県に働き掛けていく」と話している。

 

  

 出典:医療介護CBニュース

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