2018.12.27
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自律して助産できるアドバンス助産師が1万2千人に
日看協公表、18年度は992人が認証

メディカルサポネット 編集部からのコメント

就業する施設によって、助産師として必要な実践能力を研鑚するための経験に差が生じています。計画的・意図的に助産実践能力を積み重ねられるように、評価ツールとして開発されたのがクリニカルラダー制度です。レベルⅢを認証された助産師は、「自律して助産ケアを提供できる助産師=アドバンス助産師」として、公表することができます。日本看護協会はインターネット配信研修[オンデマンド]アドバンス助産師およびアドバンス助産師を目指す助産師のオンデマンド研修を通じて、助産師の能力UPを応援しています。

 

日本看護協会(日看協)は、自律して院内助産や助産外来を行える「アドバンス助産師」の2018年度の審査で新たに992人が認証を受け、全認証者が1万2000人に達したことを明らかにした。【松村秀士】

 

 

日看協と助産関連団体でつくる日本助産実践能力推進協議会は15年8月、助産の実践能力が一定の水準に達しているかどうかを評価する「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)レベルIII認証制度」を創設。この中で、日本助産評価機構から認証を受けた助産師は「アドバンス助産師」と呼ばれるようになった。

 

同機構によると、18年度の認証審査では999人が申請し、992人が認証された。このうち、都道府県別では東京(138人)が最多で、これに神奈川(98人)、大阪(93人)、兵庫(63人)、北海道(61人)などと続いた。

 

クリニカルラダーのレベルIIIについては、▽入院期間を通して責任を持って妊産褥婦・新生児の助産ケアを実践できる▽助産外来で指導的な役割を実践できる▽ハイリスクへの移行を早期に発見し対処できる―ことなどが到達レベルとなる。

 

出典:医療介護CBニュース

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