2024.02.13
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インフルエンザ前週比17.8%増―新型コロナは11週連続増加[感染症発生動向調査 2024年第4週(1月22~28日)]

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所の最新感染症発生動向調査が公表されました。インフルエンザの定点あたり報告数は前週比で17.8%増と、大きく増えました。報告数が多い上位は多い順に福岡、沖縄、佐賀です。

新型コロナウイルス感染症の定点あたりの報告数もさらに増加し、11週連続の増加となりました。

   

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感染症動向調査 2024年第4週(1月22~28日)

◆インフルエンザ

 2024年第4週の定点当たり報告数は19.20。

 第5週の定点当たり報告数は前週比17.8%増の22.62(患者報告数111,501)となった。

 都道府県別の上位3位は福岡県(57.36)、沖縄県(41.00)、佐賀県(40.31)。

 全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約73.8万人となった。

 

◆新型コロナウイルス感染症

 2024年第4週の定点当たり報告数は14.93。

 第5週の定点当たり報告数は16.15で前週比8.2%の増加。増加ペースは鈍化したが11週連続の増加となった。

 新規感染者数は全国で79,605人。

 

◆咽頭結膜熱(プール熱)

 定点当たり報告数は1.24と第51週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。

 都道府県別の上位3位は富山県(3.69)、福井県(3.60)、鹿児島県(3.41)である。

 

◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 定点当たり報告数は4.35と3週連続で増加。過去5年間の同時期と比較してかなり多い。

 都道府県別の上位3位は鳥取県(9.95)、山形県(8.71)、富山県(8.10)である。

 

 

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出典:Web医事新報

 

 

 

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