2023.12.26
3

障害者虐待、施設職員などから過去最多 厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2022年に都道府県・市区町村が確認できた障害者の虐待事例について、対応事例をまとめました。障害者が施設職員などから虐待を受けたと判明した件数は過去最多の956件となっています。

虐待の発生要因としては、複数回答で多い順に「教育・知識・介護技術等に関する問題」が73.6%、「職員のストレスや感情コントロールの問題」(57.2%)、「倫理観や理念の欠如」(58.1%)となっています。

   

 厚生労働省は、2022年度に都道府県と市区町村が確認した障害者への虐待事例の対応状況をまとめた。障害者が、障害福祉サービス施設などの職員から受けた虐待件数は956件で、過去最多に上った。内訳(複数回答)は、▽身体的虐待(52%)▽心理的虐待(46%)▽性的虐待(14%)▽放棄、放置(10%)▽経済的虐待(5%)。

 

 加害者の職種としては、生活支援員が最も多く44%。世話人は10%、管理者が8%、サービス管理責任者は7%だった。

 

 市区町村などの職員が判断した虐待の発生要因として最も多かったのが「教育・知識・介護技術等に関する問題」で73.6%(複数回答)。「職員のストレスや感情コントロールの問題」(57.2%)、「倫理観や理念の欠如」(58.1%)、「虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ」(31.8%)、「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」(31.4%)などもあった。

  

ご相談・お問い合わせはこちら

 

  出典医療介護CBニュース

 

   


採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

 

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP