2022.11.11
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救急搬送困難事案「地域によっては高いレベル」
コロナアドバイザリーボード分析・評価

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は9日、新型コロナウイルスの感染状況の分析・評価を発表しました。新規感染者が全国的に増加傾向となるのと並行して救急搬送困難事案も全国的に増加傾向にあり、地域によっては高いレベルもみられると指摘しました。新規感染者増加の現状については、再び感染拡大につながる可能性を説明し、注意喚起しました。

    

厚生労働省が9日に公表した第105回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価では、 救急搬送困難事案について「非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、全国的には足元で増加傾向となっており、地域によっては高いレベルのところもみられる」と指摘している。【新井哉】

  

新規感染者数については、「全国的に増加傾向となっており、すべての地域で今週先週比が1を上回っている」と説明している。

  

全国の年代別の新規感染者数も取り上げており、「人口あたりでは10代を始めとして若い世代ほど多くなっている」と指摘。新規感染者数が多い地域では、「特に10代以下の増加が大きい」としている。

 

今後の感染状況については、「大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、増加傾向が続き、今夏のような感染拡大につながる可能性がある」と説明。社会経済活動の活発化による接触機会の増加などが感染状況に与える影響にも注意が必要としている。  

 

 

 

出典: 医療介護CBニュース

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