2022.07.28
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外来医療が全国的に逼迫、日医が認識
電話相談の窓口拡充など提言

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナの「第7波」の只中で、医療機関の受診希望者の急増により外来医療が全国的にひっ迫しています。また、新型コロナの感染に関する電話相談がつながりにくい現状も問題視されています。日本医師会は27日、この状況を受けて①電話相談によるトリアージ機能の整備、②外来・検査センターの機能強化、③自宅療養者のフォローアップ、④高齢者施設と医療機関の連携強化を提言しました。

 

 日本医師会は27日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い医療機関の受診を希望する人が急増し、外来医療が全国的に逼迫しているという認識を示し、地域の行政と連携して電話相談センターの窓口を拡充するなど重症な患者を拾い上げてトリアージ機能を強化することを提言した。【兼松昭夫】

 

 日医はこの日、新型コロナの「第7波」について、病床使用率や重症患者の増加などに地域差があるのに対し、医療機関の受診を希望する人が急増して外来医療が全国的に逼迫しているという認識を示した。

 

 その上で、▽新型コロナの重症者を電話相談で拾い上げるトリアージ機能の整備▽地域外来・検査センターの機能強化▽自宅療養者へのフォローアップ▽高齢者施設と医療機関の連携強化-の4点を提言した。

 

 新型コロナの感染に関する電話相談は、今も各地で行われているが、感染が急激に拡大する中、いくら電話をかけてもつながらないケースがあるという。

 

 日医の釜萢敏常任理事は会見で、重症者を拾い上げて確実に医療につなげるため、電話によるトリアージ機能を強化する重要性を指摘し、行政による窓口機能の強化を呼び掛けた。

 

 

 

出典: 医療介護CBニュース

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