2021.11.19
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後藤厚労相、介護職の9000円賃上げを表明 「これで十分だと思っていない」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

岸田首相も就任時より取り組むと表明していた介護職らの賃上げについて、11月18日に後藤茂之厚生労働相は、来年の2月から9000円程度引き上げると正式に発表しました。来年度中に賃上げ分を介護報酬に織り込むとした一方で、まだ十分だとは思っていないとして、今後も継続して「適正な給与であるかどうか」を検討していくと述べました。

   

《 視察後の後藤茂之厚労相 18日 》

 

後藤茂之厚生労働相は18日、介護職らの給与を来年2月から月額3%程度(9000円)引き上げる準備を進めていると正式に表明した。【Joint編集部】

 

後藤厚労相はこの日、東京都目黒区の特別養護老人ホーム(社会福祉法人三交会・青葉台さくら苑)を視察した。

 

その後、記者団に対し「既に(報道などで)3%、9000円という数字が出ているが、明日の決定に向けて最終局面に入った。こうした引き上げの決定をしっかりと進める」と明言。「来週の補正予算案、年末の来年度予算案の編成に向けてしっかりと対応していく必要がある」と語った。

 

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あわせて、「この賃上げを恒常的なものとすることも、きっちりとお約束させて頂くように最終調整をしている」と報告。来年度中に賃上げ分を介護報酬に織り込む方向で検討していく意向を示した。

 

また、「これで十分だと思っているわけではない」と説明。「介護職員の方々が長期にわたり、安定的にキャリアアップ、スキルアップをしながら、働きがいを持って働いていける給与であるかどうか、今後とも十分に検討していく」と述べた。

 

 

 

出典:JOINT

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