2020.10.22
3

ローカル5G、へき地・離島での遠隔診療実証も
総務省が課題の概要を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

総務省が、ローカル5G等を活用した地域課題解決を実現するため、2020年度に行う地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の課題の概要(19件)を決定し公表しました。医療関連では「へき地診療所での遠隔診療・リハビリ指導等の実現」「専門医の遠隔サポートによる離島等の基幹病院の医師の専門外来等の実現」「中核病院における5Gと先端技術を融合した遠隔診療等の実現」の3件に関する実証を行う予定です。

 

 総務省はこのほど、2020年度に行われる「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の課題の概要(19件)を公表した。医療関連では、へき地や離島での「遠隔診療等の実現」に関する実証が行われる見通し。【新井哉】

 

 医療関連の実証課題は、▽へき地診療所における中核病院による遠隔診療・リハビリ指導等の実現▽専門医の遠隔サポートによる離島等の基幹病院の医師の専門外来等の実現▽中核病院における5Gと先端技術を融合した遠隔診療等の実現-の3件となっている。

 

 例えば、へき地診療所に関する実証課題では、「予防医療を担う医療従事者(総合診療医、リハビリ専門医、リハビリ専門職等)の不足」「山間部等のへき地へ医療従事者を派遣する負担の増加」といった地域の課題があることを踏まえ、「診療所における中核病院の医師によるテレビ通話を用いた問診」や「ウェアラブルカメラ等による超音波画像検査」などの遠隔診療に関する実証を行う。

 

 また、技術実証に関しては、「ローカル5Gの性能評価、電波伝搬特性評価及びエリア構築・システム構成の検証を実施する」などとしている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP