2020.09.08
3

東京都立駒込病院で看護師のコロナ「陽性」続出
勤務病棟の新規入院患者受け入れ「当面の間停止」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れている東京都立駒込病院(文京区)で、看護師がPCR検査で「陽性」となるケースが相次いでいます。同じ一般病棟に勤務する複数の看護師から「陽性」が確認されましたが、同病院における陽性者との接触歴はなく「感染経路は現在のところ不明」。勤務する病棟の新規入院患者の受け入れについては「当面の間停止」としています。

 

 新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れている東京都立駒込病院(文京区、一般785床、感染症30床)で、看護師がPCR検査で「陽性」となるケースが相次いでいる。都新型コロナウイルス感染症対策本部は5日、同病院の看護師3人の「陽性」が確認されたと発表。勤務する病棟の新規入院患者の受け入れについても「当面の間停止」としている。【新井哉】

 

 対策本部によると、40歳代の看護師(一般病棟勤務)に3日、発熱(38.0℃)と左耳下腺痛があった。4日に解熱したが、背部痛と左脇腹痛があったため、同病院を受診。PCR検査の結果、「陽性」が確認された。

 

 同じ病棟に勤務する別の看護師が1日に「陽性」となっていたが、勤務状況などを調査した結果、この2人は「関連がない」としている。同じ病棟で複数の職員の感染が確認されたため、この病棟の入院患者や医師、看護師らのPCR検査を実施したところ、新たに看護師2人(20歳代と30歳代)の「陽性」が判明した。4日に病棟や休憩室などの消毒を実施した。

 

 今回「陽性」が判明した3人については、いずれも勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っていた。同病院における陽性者との接触歴はなく、「感染経路は現在のところ不明」としている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP