2020.09.07
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金沢医療センターでクラスター、職員ら25人陽性
石川県が対策班派遣、ゾーニングなど指導

メディカルサポネット 編集部からのコメント

金沢医療センター(金沢市)で職員・患者が新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性と判明するケースが相次ぎ、石川県はクラスター対策班を派遣し、ゾーニングや個人防護具の着用方法などを指導しました同センターは8月31日午後、同じ病棟に入院中の患者2人と病棟の職員2人が感染していることが判明。病棟の患者、職員らのPCR検査を実施したところ、職員の家族を含む25人の陽性者が確認されました。同センターは9日まで入院・退院、外来・救急診療を制限しています。

 

 国立病院機構金沢医療センター(金沢市、一般512床、精神42床)で、職員・患者が新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性と判明するケースが相次いでいる。同センターは3日、陽性者が計25人になったことをホームページで明らかにした。石川県は、院内でクラスターが発生したと判断し、医師や看護師らで構成するクラスター対策班を派遣。ゾーニングや個人防護具の着用方法などを指導した。【新井哉】

 

 同センターによると、8月31日午後、同じ病棟に入院中の患者2人と病棟の職員2人が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明。病棟の患者、主治医を含めた職員、委託職員らのPCR検査を実施した。

 

 8月31日から9月3日までに判明した陽性者数の内訳は、患者が16人、職員が6人、退院患者が3人となっている。県や同センターによると、職員の家族からも陽性者が出ている。同センターは9日まで入院・退院、外来・救急診療を制限する。今後の対応については、「随時ホ-ムペ-ジでお知らせいたします」としている。

 

 同センターは、救急告示病院、災害拠点病院、放射線災害拠点病院(二次医療)、臨床研修指定病院、都道府県腎移植施設、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、母体保護法指定医師研修機関などに指定されているほか、身体合併症を伴う精神疾患医療も提供している。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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