2020.07.16
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避難所の認知症高齢者に適切な支援を
厚労省、7月豪雨で都道府県に事務連絡

メディカルサポネット 編集部からのコメント

令和2年7月豪雨に伴う認知症高齢者等に対する適切な支援についての事務連絡が、都道府県の介護保険主管部局に出されました。事務連絡では、新型コロナウイルス感染症に配慮しつつ、避難所を支援した621事例から作った「避難所での認知症の人と家族支援ガイド」などを活用するよう促しています。

 

 厚生労働省老健局総務課認知症施策推進室と老人保健課は、認知症高齢者などに関する事務連絡(13日付)を都道府県の介護保険主管部局に出した。7月豪雨に伴うもので、避難所などの認知症高齢者に対し、適切な支援を行うよう求めている。【新井哉】

 

 事務連絡では、新型コロナウイルス感染症に配慮しつつ、二次避難所となっている福祉避難所への移動準備などを推奨している「避難所での認知症の人と家族支援ガイド」などを活用するよう促している。

 

 また、避難生活に伴い、被災した高齢者らに、生活の不活発化を原因とする心身の機能の低下が危惧されていると説明。「生活不活発病チェックリスト」などを、保健師らによる避難所での保健指導、介護予防、生活支援に活用する必要性を挙げている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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