2020.03.13
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新型コロナウイルス病原体検査、実施ゼロの日も
東京都が公表、相談件数は33日間で2万8千件超

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都は型コロナウイルス病原体検査の実施日別状況を公表し、1月24日~3月10日までの検査実施数(検体数)は2491検体だったことが分かりました。3月4日~10日までの検査実施数は615検体で、8日は実施数がゼロでした。また、新型コロナ受診相談窓口(帰国者・接触者電話相談センター)の相談件数は33日間で2万8000件を超えました。

 

 東京都は12日、新型コロナウイルス病原体検査の実施日別状況(東京都健康研究安全センター実施分)の速報値を公表した。1月24日から3月10日までの検査実施数(検体数)は2491検体だった。4日から10日までの1週間の検査実施数は前週比6検体減の615検体。8日は実施数がゼロだった。【新井哉】

 

 

 都によると、検査を実施した2491検体のうち、中国湖北省武漢市からのチャーター機の帰国者やクルーズ船の乗客などを除いた「都内発生分」は1824検体(疑い例検査1177検体、接触者調査442検体、陰性確認205検体)だった。検査を行った1321人のうち、陽性者は73人(都内発生分)で、その内訳は、入院中が49人、退院が22人、死亡が2人となっている。

 

 厚生労働省が公表した都道府県別の1日当たりのPCR検査実施可能件数(7日時点、地方衛生研究所の件数を集計)によると、東京都の実施可能件数は125件で、同じ首都圏の神奈川県(190件)、千葉県(152件)よりも低い水準となっている。

 

 都は、2月7日に開設した新型コロナ受診相談窓口(帰国者・接触者電話相談センター)の受付状況も公表した。2月7日から3月10日までの33日間の相談対応件数は2万8485件。10日までに364人を新型コロナ外来(帰国者・接触者外来)に紹介した。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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