2019.10.28
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認知症疾患医療センター「知っている」は1割弱
埼玉県がアンケートの結果を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

埼玉県が、認知症疾患医療センターに関するアンケートの結果を公表しました。回答を得られた1885人中、同センターを「知っている」と回答した人はわずか1割弱。県によると、県内の認知症者は高齢化の進展に伴って25年には約40万人になると推計されています。今回のアンケートが、今後の認知症医療の足がかりとなりそうです。

 

埼玉県は、認知症疾患医療センターに関するアンケートの結果を公表した。8.9%が同センターを「知っている」と回答。「知っている」と答えた人の18.0%が同センターが主催したり、同センターの職員が講師を務めたりする研修会・講習会に参加していた。【新井哉】

 

 

県によると、県内の認知症者は約26万人(2015年推計)。高齢化の進展に伴って増加が見込まれており、25年には約40万人になると推計されている。

 

こうした状況を踏まえ、県は、今後の認知症医療の参考にしようと、県政サポーター(2757人)を対象にしたアンケートを7月18日から24日までインターネットで実施。1885人から回答を得た。

 

認知症疾患医療センターを「知っている」と回答した人のうち、12.0%が同センターに相談したことがあると答えた。情報の入手先(複数回答)は、「県のホームページ」(28.1%)、「県や区市町村の相談窓口」(16.8%)、「地域包括支援センター」(16.2%)などだった。

  

出典:医療介護CBニュース

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