2020.12.03
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「失敗しない中途採用面接」

~医療機関・薬局・介護施設の人事担当者がおさえておきたい採用面接の成功・気をつけたいポイント~

ノウハウ

 

経営や組織の維持にとって欠かせないものの1つである人材採用。一般企業に比べて、医療・介護分野の法人では人事・採用の専任者を配置しているケースは少なく、経営者・看護部長・薬局長・施設長が、採用面接を実施している場合が多いようです。

面接で「来てほしい」と思った応募者に確実に入職してもらうためには、応募者にも「行きたい」と思わせるような工夫が必要です。面接官や面接の質問内容が好印象であれば応募者の前向きな意向が醸成ができ、内定の承諾率・入職率が向上する傾向にあります。

一方で、面接官の印象1つで「ここでは働きたくない」と思われてしまう可能性もゼロではありません。

今回は実際にマイナビ経由で面接を受けた応募者の方たちの意見を参考に、中途採用面接の成功例・NG例をご紹介します。

 

お手本にしたい!
こんな面接ができれば応募者からの印象・入職率はアップする!

①法人概要・業務内容の説明+法人の風土やアピールポイントを追加する

最近では、面接前にHPや口コミで業務内容・法人のカルチャーについて調べている応募者が多く、WEB上に記載されている情報を期待して、もしくは危惧して面接に臨んでいます

スキルアップしたい応募者には「当法人は〇〇に特化しているので専門性を深めることができる環境です」「△△さんの~~の経験を☓☓で生かしてくれることに期待しています」とPPする、またワークライフバランスを重視したい応募者には「残業を減らすために行っている施策」「子育て世代でも働きやすい環境」のアピールをするなど、応募者の求める内容に合わせて魅力あるポイントを伝えましょう。

 

一方、ネガティブなイメージや口コミがある場合は、応募者がそれについて把握している可能性が高いと認識し、誠実な対応をすることが求められます。「当法人は忙しい職場ではあるが、その分〇〇の分野では他法人とは違った経験ができる」「以前は離職者が多かったが、~~の制度を導入し働きやすい職場環境作りを進めているところ」といった、ポジティブにとらえられるコメントがあることで、応募者に好印象を与えることができます。

 

応募者の声(女性/30代/看護師)

勤務条件や、やりたいことが叶えられる職場だと思いネットで法人名を検索したら、「職員の一斉退職」というネガティブなニュースを発見。

少し心配でしたが、面接官が隠さず正直に、少しずつ改善していっていると話してくれてむしろ信用できると感じました!

 

②応募者に興味を持っていることがわかる質問・入職後をイメージできるコメント

人事採用業務と他の業務を兼任しているなどで時間の確保が難しい場合もあるかもしれませんが、面接前には応募者の履歴書・職務経歴書にしっかり目を通しておきましょう。入職後をイメージできるような質問や、応募者一人ひとりに合わせた質問ができると、面接官が真摯に向き合ってくれていると感じる応募者が多いようです。

 

また、定型の質問をするだけでなく、今後のキャリアプランや仕事で一番重要視していることを尋ねるなど、応募者自身に興味を示し尊重していることがわかる質問に好感をもったという声もありました。

実際に現場で働く方とお話しする時間を設けることも、より入職後のイメージがもちやすくなる手法の一つです。

 

応募者の声(男性/20代/薬剤師)

2法人受けたうち、1法人目の面接では面接官は応募書類を見るのに必死であまりこちらに興味がなさそうでした。

書類は事前に見ておいてくれても良いのに・・・と思っていたところ、

2法人目はしっかり面接前に内容を確認して、自分自身がどういう人物かを判断するような定型ではない質問をしてくれたのが印象的でした。

実際のキャリアプランの説明や、うちの法人だったらこんな事ができる、といった説明をしてくださったので入職後のイメージができました。

 

③面接官の雰囲気や態度

 

面接を前に緊張しない応募者はいません。そんな気持ちをほぐすような面接官の雰囲気や問いかけに好印象を抱く応募者が多いようです。

身だしなみはもちろんのこと、「笑顔で頷きながら話を聞く」といったノンバーバルコミュニケーションや、「緊張している状態ではなく、普段のあなたが見たいのでリラックスしてくださいね」といったフォローも応募者の緊張を解く鍵です。

 

面接官が和やかな雰囲気で仕事内容や先輩職員の活躍について説明するだけでも、応募者は職場の居心地の良さを感じることができます。

一方的に質問をするのではなく、対話を意識してみることで応募者からの印象は大きく変わるはずです。

 

応募者の声(女性/40代/理学療法士)

とても緊張して面接に臨みましたが、それが伝わったのか面接官の方が面接前にアイスブレイク(世間話)をしてくださり緊張がとけました。

面接中に言葉で上手く説明できなかった際には、こちらの意図を汲み取ろうと様々な角度から質問をしてくださり、こちらの良い部分を見つけようとしてくれていると感じました。

 

 
こんな面接には気をつけたい!
面接官によって印象が180度変わることも

①「面接官は選ぶ側」と考えている

 

 

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