2018.12.18
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ゴールデンウイーク10連休中の医療体制を調査へ
厚生労働省、過去最長の対応に「万全期す」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

12月20日、厚生労働省は、2019年ゴールデンウイークの10連休の医療提供体制に関する調査を行う方針を示しました。輪番体制で対応することが見込まれましたが、今回の大型連休での長期の輪番制を元に、2020年度の国際的スポーツ大会にむけても、受け入れ態勢を固めてほしいですね。

 

 厚生労働省は20日、救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会に対し、2019年ゴールデンウイークの10連休の医療提供体制に関する調査を行う方針を示した。「今回の連休は過去最長であり、必要な医療機能が提供されるよう万全を期す必要がある」と説明。年末年始など連休中の救急医療体制などを参考に対応を促す狙いがある。【新井哉】

 

厚生労働省が示したゴールデンウイーク10連休中の医療提供体制に関する調査方針

   

 皇太子さまの新天皇への即位に伴い、19年4月27日から5月6日まで10連休となることを踏まえた措置。都道府県の協力を得て、地域ごとに組まれた連休中の医療提供体制を確認し、3月ごろを目途に各自治体が住民に周知できる体制を整えたい考えだ。

  

 10連休中の対応について、厚労省は年末年始などの連休で組まれる救急病院の輪番制や休日急患診療所などの医療提供体制を想定している。地域の輪番制当番医として休日診療が行われた場合、休日加算が算定できるため、輪番制で対応することも見込まれる。

   

 ただし、医師や看護師、事務職員らに休日出勤を強いることになるため、職員の理解が得られなかったり、シフトを組めなかったりする恐れもある。特に医療機関が少ない地域では、長期の輪番制を組むことが困難なケースが想定されるため、自治体が医療機関の休暇一覧リストを作り、あらかじめ住民に周知しておく必要もありそうだ。

  

  

出典:医療介護CBニュース 

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