2018.12.18
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【感染症情報】感染性胃腸炎が8週連続で増加
手足口病は3週連続で減少

メディカルサポネット 編集部からのコメント

急激な冷え込みや、忘年会などの宴会続きに、下痢や悪心・嘔吐、時に腹痛・発熱など、体が悲鳴をあげている人が増えているようです。国立感染症研究所の定点把握疾患(週報告)によると、感染性胃腸炎は8週連続で増加しています。通常よりも身体の耐性が落ちる時期です。より一層の体調管理を心がけましょう。

  

 国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が8週連続で増えた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増加。手足口病は3週連続で減少した。【松村秀士】

 

 

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約12.3%増の8.86人。都道府県別の上位3位は、大分(17.25人)、福井(15.55人)、宮崎(14.50人)。

 

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約10.8%増の3.07人。過去10年の同期と比べて2番目に多い。都道府県別の上位3位は、北海道(5.49人)、新潟(5.26人)、埼玉(4.97人)。

 

〔手足口病〕報告数は前週比約1.6%減の0.62人。都道府県別の上位3位は、岩手(1.90人)、島根(1.65人)、富山(1.34人)。

 

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.66人。都道府県別の上位3位は、新潟(1.67人)、鹿児島(1.61人)、富山(1.38人)。

 

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.11人。都道府県別の上位3位は、熊本(0.34人)、大分(0.31人)、秋田(0.29人)。

 

出典:医療介護CBニュース 

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