2018.11.14
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国内初のFLT3阻害薬「ゾスパタ」など12成分-薬価収載

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会で、「医療機器及び臨床検査の保険適用」「医薬品の薬価収載等」「DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応」「在宅自己注射」「最適使用推進ガイドライン」「公知申請とされた適応外薬の保険適用」「診療報酬基本問題小委員会からの報告」などについて話し合わせました。「医薬品の薬価収載等」については「ゾスパタ」など12成分20品目の薬価収載が了承されました。会議資料は厚生労働省のwebサイトからダウンロードできます。

 

中央社会保険医療協議会総会は14日、12成分20品目(下掲)の薬価収載を了承した。収載予定は20日。

 

再発・難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病に用いるFLT3阻害薬「ゾスパタ」(一般名:ギルテリチニブフマル酸塩)の薬価は、40mg1錠が1万9409.10円(1日薬価:5万8227.30円)と算定された。算定時には、臨床試験で一定の寛解率が認められ、世界に先駆けて日本で承認された点が評価され、加算が付いた。

 

小児にも投与可能な慢性便秘症の配合内用剤「モビコール」(マクロゴール4000/塩化ナトリウム/炭酸水素ナトリウム/塩化カリウム)は、1錠83.90円(1日薬価:260.30円)となった。

 

このほか、C型肝炎治療薬「マヴィレット」(一般名:グレカプレビル水和物/ピブレンタスビル)は、市場拡大に伴い、特例再算定の要件を満たしたため、来年2月より薬価が改定される。新薬価は1錠1万8315.20円で、現行薬価(2万4180.20円)から約24%の引下げとなる。

 

 

 
 出典:
Web医事新報

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