メディカルサポネット 編集部からのコメント厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会で、「医療機器及び臨床検査の保険適用」「医薬品の薬価収載等」「DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応」「在宅自己注射」「最適使用推進ガイドライン」「公知申請とされた適応外薬の保険適用」「診療報酬基本問題小委員会からの報告」などについて話し合わせました。「医薬品の薬価収載等」については「ゾスパタ」など12成分20品目の薬価収載が了承されました。会議資料は厚生労働省のwebサイトからダウンロードできます。 |
中央社会保険医療協議会総会は14日、12成分20品目(下掲)の薬価収載を了承した。収載予定は20日。
再発・難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病に用いるFLT3阻害薬「ゾスパタ」(一般名:ギルテリチニブフマル酸塩)の薬価は、40mg1錠が1万9409.10円(1日薬価:5万8227.30円)と算定された。算定時には、臨床試験で一定の寛解率が認められ、世界に先駆けて日本で承認された点が評価され、加算が付いた。
小児にも投与可能な慢性便秘症の配合内用剤「モビコール」(マクロゴール4000/塩化ナトリウム/炭酸水素ナトリウム/塩化カリウム)は、1錠83.90円(1日薬価:260.30円)となった。
このほか、C型肝炎治療薬「マヴィレット」(一般名:グレカプレビル水和物/ピブレンタスビル)は、市場拡大に伴い、特例再算定の要件を満たしたため、来年2月より薬価が改定される。新薬価は1錠1万8315.20円で、現行薬価(2万4180.20円)から約24%の引下げとなる。
出典:Web医事新報