2023.11.27
3

院長の年収、一般病院は2,633万円 22年度
医療法人立では3,021万円で依然最多

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は、24日、「医療経済実態調査」を公表しました。

調査によると、最も年収が高額なのは医療法人立の病院長 平均3,021万2,670円。一般病院長平均は2,633万4,663円、一般病院医師平均は1,461万739円でした。薬剤師、看護師などの医療職についても調査結果が発表されており、本文中に記載されています。

                   
 厚生労働省が24日に公表した「医療経済実態調査」によると、一般病院全体(703カ所)の病院長の2022年度の平均年収は2,633万4,663円で前年度よりも0.5%増加した。開設者別では、医療法人立の病院長が3,021万2,670円(前年度比0.6%増)で、依然として最も高かった。【松村秀士】

  

 病院長の平均年収を開設者別に見ると、ほかは「公立」が2,088万4,372円(0.1%増)、「国立」は1,908万3,108円(1.2%増)などで、一般診療所の全体は2,636万6,819円(2.4%増)だった。

  

 一般病院全体の病院長以外の年収は、医師が1,461万739円(0.1%減)、薬剤師は568万8,862円(1.1%増)、保健師・助産師・看護師・准看護師の看護職員は520万9,279円(1.6%増)、看護補助職員は324万4,894円(1.8%増)など。

  

 法人の保険薬局では、管理薬剤師の年収が736万3,108円(1.5%増)で、薬剤師は487万2,875円(0.1%増)などだった。

  

 医療経済実態調査は、病院や診療所、薬局などを対象に中医協が2年ごとに実施し、翌年度の診療報酬改定の基礎資料となる。21年度と22年度のデータを、厚労省が24日の中央社会保険医療協議会・総会に報告した。

  

 総会に先立ち開かれた調査実施小委員会では、長島公之委員(日本医師会常任理事)が、院長の給与が高いと指摘されていることに触れ、年齢階級別や最頻値などの院長給与に関するデータを示すよう厚労省に求めた。

  

 これに対して同省の担当者は、「最頻値は一般病院全体(院長)では2,000万から2,500万、医師については1,500万から2,000万が一番多い。診療所の医療法人立(院長)では、だいたい1,000万から1,500万で、医師はもう少し低い状況だ」と回答した。

                                                        

<広告>マイナビの医療・薬剤・介護関連人材紹介サービス問合せはこちら   

       

  出典医療介護CBニュース

  

メディカルサポネットの

"オリジナル記事"が読み放題・

"採用に役立つ書類"のダウンロードも

   

ログイン(既に会員の方)

  •  採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP