2023.09.19
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■NEWS 新型コロナ経口薬の公費負担継続を―東京都医が会見

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都医師会(尾﨑治夫会長)が9月12日に定例会見を行いました。新型コロナウイルス感染症について、9月20日に始まるワクチン接種を受けるよう呼びかけるとともに、経口治療薬について少なくとも来年3月までの全額公費負担延長を求めました。

尾崎会長は、9月半ば現在、東京で毎日1万5000人程度の患者が出ていると推計できることに触れ、ワクチン接種の必要性と今冬の感染増を乗り切るための施策として経口薬の公費負担延長を提言しました。

                                

東京都医師会は9月12日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者が増えていることに危機感を表明、9月20日から始まる令和5年秋開始接種を受けるよう呼びかけるとともに、3種のコロナ経口薬について、公費負担の継続を求めた。

  

会見の冒頭で尾﨑治夫会長は、「定点報告数から逆算すると、1万5000人くらいの患者が東京では毎日出ている」として、第8波のピーク(2023年1月)に迫る状況にあることを強調。現在は変異株のEG.5(エリス)が主流になり、BA.2.86(ピロラ)も登場してきていることに触れながら、「9月20日からXBB.1.5対応の1価ワクチンが出てくる。これは今流行している株に効果があると言われており、これまでにワクチン接種が2回以下の方、高齢者の方はぜひ打っていただきたい」と呼びかけた。また、現在の9波が収まった後も、次の冬には10波の到来が予測されるとして、「この冬を乗り切るまでは3種類の経口薬については引き続き公費負担をお願いしたい」と述べた。

  

治療薬として3種類の抗ウイルス薬(ラゲブリオ、パキロビッドパック600、ゾコーバ)の取り扱いについて解説した鳥居明理事は、10月1日以降は窓口負担の上限を段階的に設ける調整案(3割負担で最大9000円)が検討されていることに触れ、「少なくとも来年3月まで全額公費負担延長を提言したい」と述べた。 

                          

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 出典:Web医事新報

     

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