2023.04.27
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病院事業の経常収支、16億円の黒字で目標上回る
山形県が21年度の経営計画点検・評価報告書公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

山形県が最新の県病院事業中期経営計画点検・評価報告書を公表しました。それによると2021年度の経常収支は大幅に改善し、目標を3倍以上上回る16億3,300万円の黒字となりました。新型コロナ関係の補助金のほか、中央病院で入院患者数、外来患者数が増加したこと、入院診療単価も前年より上がったことが主な理由のようです。

             

 山形県は、県病院事業中期経営計画点検・評価報告書(2021年度)を公表した。21年度の経常収支は16億3,300万円の黒字となり、目標(4億7,400万円)を上回った。【新井哉】

   

 経常収益(416億4,600万円)については、診療単価の上昇や患者増で入院・外来収益が増加し、前年度と比べて16億6,800万円増えた。その一方で、経常費用(400億1,300万円)は、給与費や材料費の増加などにより、前年度より9億9,500万円増えた。

   

 各病院の評価も記載している。例えば、こころの医療センターでは、新型コロナウイルス感染防止対策の外出・外泊制限で、退院支援が進まない状況が継続。また、感染拡大時には新規入院患者の受け入れ制限もあり、入院患者数、入院収益は共に前年度を下回った。

   

 その一方で、中央病院の入院患者数は前年度比102.4%、外来患者数は同103.3%と回復した。入院診療単価などが前年度よりも増え、医療収益が前年度比10億4,500万円増の185億8,000万円となった。また、空床補償などの新型コロナ関係補助金が27億円あり、5年連続で経常黒字を確保した。

          

 出典医療介護CBニュース

     

      

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