2023.04.18
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【感染症情報】RSウイルスが6週連続で増加
インフルエンザは4週連続減少

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2歳までにほとんどの小児がかかるRSウイルス感染症。何度も感染と発病を繰り返し、熱、咳、鼻水などが主な症状の呼吸器感染症です。大人がかかると風邪程度の症状で感染に気がつかないことがよくありますが、感染力が強く、乳幼児に感染すると呼吸困難などになるケースもあります。そのRSウイルスの感染者数が6週連続で増加しています。特に現在患者数が多い地域では注意が必要です。

     

 国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの1週間(第14週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が6週連続で増加した。感染性胃腸炎は7週連続、インフルエンザは4週連続で減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も減った。【新井哉】

  

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.3%減の3.72人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、石川(10.66人)、大分(9.53人)、宮崎(8.17人)。

  

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約31.8%減の2.77人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、新潟(14.06人)、山形(11.14人)、青森(7.03人)。

  

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約10.4%増の0.53人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(2.4人)、福井(1.74人)、佐賀(1.61人)。

  

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約5.8%減の0.49人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.11人)、福岡(2.03人)、沖縄(1.21人)。

          

   

 出典医療介護CBニュース 

    

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