2021.11.17
3

介護福祉士の養成校、日本人の入学者数が8年ぶりに増加 処遇改善など影響か

メディカルサポネット 編集部からのコメント

日本介護福祉士養成施設協会の発表によると、介護福祉士の養成校の入学者が3年連続で増加し、今年度は日本人の入学者が2013年以来8年ぶりに増えたことが注目されています。介護職に対する処遇改善や、養成校卒業者への国家試験の義務付けが先送りされたことが要因の一つとも考えられます。

 

 

※ 画像はイメージ

 

介護福祉士を育てる大学や専門学校などへ今年度に入学した人は7183人で、前年より135人増えたことが分かった。15日に「日本介護福祉士養成施設協会」が公式サイトで発表した。【Joint編集部】

 

増加は3年連続。今年度は外国人留学生ではなく、日本人の入学者が増えたことが要因だ。日本人が増加するのは2013年度以来8年ぶりとなる。

 

介護福祉士養成施設の入学定員充足度状況等に関する調査の結果について

 

一定のキャリアを積んだ介護福祉士の処遇を重点的に引き上げたり、養成校の卒業生に対する国家試験の義務付けを先送りしたりした国の施策が効いた可能性もある。介養協の担当者は要因について、「詳しい分析はまだしていない」と答えた。

 

 

 

 

今年度の外国人留学生の入学者数は2189人。コロナ禍の影響もあって前年度より206人減った。入学者全体に占める割合は、同3.5ポイント低い30.5%。引き続き3割を維持している。

 

【注目】介護の情報連携は無料のLINE WORKSで!! 緊急時の連絡、BCPの対応も安心

 

今年度の養成校全体の入学定員数は1万3040人。前年度から619人減って過去最少を更新した。今年度の定員充足率は55.1%。

 

 

 

出典:JOINT

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP