2021.09.30
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【感染症情報】RSウイルス感染症が3週連続減少
手足口病・ヘルパンギーナは5週連続増加

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所が9月13日から19日までの週の5類感染症の患者数の速報値を公表しました。今年広く流行していたRSウイルスが3週連続減少と収束している一方で、手足口病・ヘルパンギーナは継続して増加しています。咽頭結膜熱(プール熱は)過去10年の同期と比べて最も少ない数値で推移しています。

     

 国立感染症研究所がまとめた13日から19日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で減少した。手足口病、ヘルパンギーナは5週連続で増加した。咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】

 

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約24.5%減の1.11人。都道府県別の上位3位は、鳥取(6.21人)、長野(5.39人)、福島(4.44人)。

 

〔手足口病〕報告数は前週比約19.4%増の0.8人。都道府県別の上位3位は、熊本(6.12人)、福岡(5.83人)、鹿児島(4.87人)。

 

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約3.9%増の0.53人。都道府県別の上位3位は、福井(2.3人)、新潟(2.26人)、滋賀(2.25人)。

 

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(0.36人)、山形(0.34人)、北海道、福島(共に0.3人)。

 

 

 

出典:医療介護CBニュース

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