2020.11.05
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【感染症情報】プール熱が2週連続で増加
感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌も報告増

メディカルサポネット 編集部からのコメント

10月19日から25日週の5類感染症の患者報告数によると、咽頭結膜熱(プール熱)が2週連続で増加したことが分かりました。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も増加しましたが、手足口病は2週連続で減少し、ヘルパンギーナの患者報告数も前週よりも減少しています。

 

 国立感染症研究所がまとめた10月19日から25日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で増加した。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も増えた。手足口病は2週連続で減少。ヘルパンギーナも減った。【新井哉】

 

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約2.9%増の1.76人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、山形(5.1人)、福岡(3.98人)、大分(3.5人)。

 

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約5.3%増の0.79人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.79人)、福岡(2.57人)、宮崎(1.97人)。

 

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約11.5%減の0.23人。都道府県別の上位3位は、山形(4.1人)、高知(2.21人)、島根(0.91人)。

 

〔手足口病〕報告数は前週比約15.4%減の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(1.85人)、鹿児島(1.3人)、高知(1.14人)。

 

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約15.4%増の0.15人。都道府県別の上位3位は、福井(0.52人)、富山(0.38人)、香川(0.36人)。

 

 

 

出典:医療介護CBニュース

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