2020.07.27
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【新型コロナ】首相、介護施設での検査充実を表明 「出張方式も検討」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

22日、総理大臣官邸で第41回新型コロナウイルス感染症対策本部が開催され、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。その中で安倍首相は、重症化する可能性が高い、高齢者や基礎疾患のある方々への感染拡大をなんとしても防がなければならないとし、検査の充実に注力していく方針を表明しました。また、高齢者施設等については、速やかに検査を行えるよう、出張方式の検査が実施できるように具体的な検討を進めていくと述べています。

 

22日の対策本部

《 22日の対策本部(画像出典:首相官邸HP)》

 

安倍晋三首相は22日の新型コロナウイルス対策本部で、介護施設の高齢者、職員らを対象とする検査の充実に注力していく方針を表明した。【Joint編集部】

 

「重症化する可能性が高い、高齢者や基礎疾患のある方々への感染拡大を何としても防がなければいけない」と指摘。「感染リスクが高いと判断される場合には、高齢者施設などにおいて速やかに検査を行えるよう、出張方式の検査が実施できるよう具体的な検討を進めていく」と述べた。

  

専門家でつくる分科会はこの日、施設内クラスターの未然防止、早期検知の徹底を政府に改めて提言していた。

  

尾身茂会長(地域医療機能推進機構理事長)は会見で、「施設内感染はやはり起こり得る。早く検査すれば早く抑え込むことができる」と強調。早急に取り組みを強化するよう促した。

  

安倍首相は対策本部で、「最も重要なことは、効果的な感染防止策を講じながら社会経済活動を段階的に回復させていく、この両立をしっかり図っていくこと」と説明。「国民の皆様には、3つの密の回避、大声を出す行動を控えること、マスク・手洗い・消毒・換気などを徹底して頂くようお願いします」と呼びかけた。

 

 

出典:JOINT

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