2020.03.12
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認知症疾患医療センター、32圏域で未設置
厚労省、都道府県・指定都市に計画的整備求める

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省が発表した認知症疾患医療センターに関する資料によると、全国の二次医療圏の1割弱に当たる32圏域認知症疾患医療センターが未整備となっていることが分かりました。都道府県別の二次医療圏への設置率については、北海道が47.6%で最も低く、21圏域のうち11圏域で未設置となっています。厚労省は都道府県・指定都市に計画的整備を求めています。

 

 全国の二次医療圏の1割弱に当たる32圏域で、認知症疾患医療センターが整備されていないことが、厚生労働省の集計で分かった。2020年度末までに二次医療圏内に少なくとも1カ所以上設置することが目標となっているため、厚労省は都道府県・指定都市に対し、計画的に整備するよう求めている。【新井哉】

 

厚労省が公表した認知症疾患医療センターに関する資料

 

 厚労省によると、認知症疾患医療センターの設置数は456カ所(20年2月現在)。1カ所以上設置されている二次医療圏は303圏域あるが、32圏域では未整備となっている。

 

 都道府県別の二次医療圏への設置率については、北海道が47.6%で最も低く、21圏域のうち11圏域で未設置となっている。福井(50.0%)、岩手(55.6%)、奈良(60.0%)なども低かった。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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