
1.ラニチジン錠、クラス1の自主回収 重篤な健康被害の報告なし(10月7日)
厚生労働省は、富山県から、日医工(富山市)のラニチジン錠75mg「日医工」、同錠150mg「日医工」、陽進堂(同)のラニチジン錠75mg「YD」、同錠150mg「YD」の自主回収に関する情報提供があったと発表した。いずれも「クラス1」(健康への危険性が最も高いレベル)での自主回収が決まり、県に医薬品医療機器等法に基づく報告があった。国内外で重篤な健康被害の発生報告はないという。欧州医薬品庁や米国食品医薬品局などが、ラニチジン塩酸塩の製剤と原薬から発がん性物質のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が検出されたと発表し、厚労省が日本国内の製造販売業者にラニチジン塩酸塩などの分析を指示していた。