2019.10.08
3

19年SFTS症例、過去最多の17年に次ぐ規模
国立感染症研究所が概要を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所が9月25日現在の「感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要」を公開しました。2013年3月4日に感染症法で全数把握対象疾患に指定されて以来、過去最多は17年の90例ですが、19年はそれに次ぐ規模で、既に78件が届けられています。九州から関西にかけて感染が認められ、届出時点の年齢中央値は75歳です。次回データ更新は11月5日を予定されています。

 

 国立感染症研究所は、感染症発生動向調査で届け出られたSFTS(重症熱性血小板減少症候群)症例の概要(9月25日現在)を公表した。2019年の症例数は78例で、過去最多となった17年(90例)に次ぐ規模となっている。【新井哉】

 

 

 感染症法で全数把握対象疾患(4類感染症)に指定された13年3月4日以降の症例を集計したもので、前回公表した8月28日までの集計分と比べて7例増え、474例となった。

  

 同研究所は、これまでの症例数の男女比について「ほぼ1:1」と説明。届け出時点の年齢中央値は75歳だった。生存例と死亡例の症例数も示しており、死亡例が68例あった。

  

 都道府県別の症例数は、宮崎が68例で最も多く、以下は、山口(48例)、鹿児島(45例)、高知(39例)、広島(38例)、長崎(34例)、徳島(33例)、愛媛(31例)、島根(21例)、和歌山と大分(共に19例)、福岡(15例)などの順だった。

  

出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP