vol.7 他の病院はどうしてる?【有給休暇の取得促進】を大公開!

5分で読めるポイント解説 看護師労働実態調査2020

働き方改革法案の成立により労働基準法が改正され、2019年4月から、企業は年間10日以上の有給休暇が付与されている労働者に5日以上取得させることが義務化されました。しかし、厚労省の調査によると、有給取得について「ためらいを感じる」「ややためらいを感じる」労働者は全体の56.3%に上ることが分かります。さらに、ためらいを感じる主な理由としては、「みんなに迷惑が掛かると感じるから」(70.4%)、「職場の雰囲気で取得しづらいから」(26.8%)などが挙げられます。
※参考:「年次有給休暇取得促進特設サイト https://work-holiday.mhlw.go.jp/kyuuka-sokushin/」

当記事では、事業者実態を明らかにし、「有給休暇の取得促進」の取り組みについて、「看護師白書2020年度版」のデータをもとに、詳しくご紹介します。

編集・構成/メディカルサポネット編集部

 

看護師の転職・就業動向

以下は「看護師白書2020年度版」における、退職・転職動向に関する調査結果です。

  

看護職員は、1年間でどのくらい有給休暇を取得できているか?

 

看護職員の1年間の有給休暇の取得率(看護職員平均/前年度実績)を尋ねたところ、「40~60%未満」が31.2%と最も多く、次いで「80~100%」25.8%、「60~80%未満」22.6%、「20~40%未満」12.7%、「不明」5.9%、「0~20%未満」1.8%の順となりました。取得率60%以上の事業者が48.4%あるものの、20%未満、不明という回答もあり、事業者によりばらつきがあります。有休が取れないという看護師からは、次の意見が挙がりました。

■有給休暇を取らないことが当たり前になっている。取りやすい雰囲気と、働く人数の確保を積極的に行っていくべきだと思う。休暇をしっかりと取ることで、仕事も効率的に行っていけると思う。
■有給休暇が取れない看護師が多い。有給休暇消化は自分からは言いづらいため、師長から率先して勤務に組んでくれていると助かる。
■交替勤務のため、他の職場に比べて長期休暇が取りやすいと思うが、取れる風土が無い。上司(看護部長や師長)が積極的に長期休暇を取らせてくれるような職場で働きたいと思うし、そういう病院は離職率も下げられると思う。
■有給休暇はどの病院も共通して、最低月に何日取るなど義務付ける、または努力義務だけでもすべきだと思う。
■有給休暇が取れない、人員不足、でも求められることが多い。人員不足が改善されなければ質の高い看護は提供できない。

  

人材不足は多くの職場が抱えている深刻な問題です。(参考:vol.5 事業者の取り組み大公開!労働環境改善・定着、どんな状況ですか?人材不足が原因となり、就業先によっては、有休の取得状況にも大きな違いがあるようです。

 

では、職員の有給取得を促進するための取り組みを実施している病院・施設は、どのくらいあるのでしょうか。また、どのような取り組みが行われているのでしょうか。

 

有給休暇の取得を促進する取り組み、行っていますか?

   

 

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