2021.12.22
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【最終回】持続可能な薬局経営を実現するチームの構築を!

令和の薬局スタンダード ~コンサルティング会社が語る薬局経営~ vol.6

この薬局がすごい!  第15回「地域密着」地域に根ざすコミュニティ薬局の取り組み 株式会社アペックス

 

 

編集部より

持続可能な経営を目指し、真に地域に選ばれる薬局になるために取り組むべきことを、経営コンサルティング会社である株式会社ネグジット総研に解説していただきます。いよいよ本コラムも最終回を迎えました。選ばれる薬局に必要な「チームづくり」がテーマです。同じ人数でもうまくまわるチームとそうでないチーム、一体何が違うのでしょうか?キーワードは「核となる学習能力」。「あそこの薬局はたまたまうまくまわっているだけ」ではなく、きちんとした戦略があってこそうまく循環する組織ができあがることを薬局経営者は理解し、努力し続けることが求められています。

 

執筆/久保 隆(株式会社ネグジット総研)

編集/メディカルサポネット編集部

 

本連載では、持続可能な薬局経営のためにこれまで5回にわたり解説してきました。

 

第1回 ビジネスモデルの転換を実現するための3つの方向性

第2回 業務効率化の推進 ~コストダウンや売上増につながる取組のポイント~

第3回 エビデンスに基づいたアウトカムの明確化

第4回 保険外収益も含めた顧客の囲い込みによる顧客関係性の強化

第5回 持続可能な薬局経営のための自立&自律型人材と活性化~教育・能力開発&人事評価制度~

 

最終回である今回は、これらを推進するための「チームづくり」のポイントについて紹介いたします。

 

 

組織の成功循環モデル・・・良好な「関係の質」の醸成で好循環をつくる

持続的に成功を続けるためのチームを構築するためのポイントについては、マサチューセッツ工科大学組織学習センターの共同創立者のダニエル・キムが提唱した「組織の成功循環モデル(図1)が有名です。このモデルでは、同じ構造であっても、チームの風土の差によって悪循環に陥ったり、好循環になることを示唆しています。

 

 

 

 

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