2021.09.06
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【最終回】社長の"Why"が薬局を変える

狭間研至の薬局経営3.0~社長が変われば薬局が変わる~ vol.12

狭間研至の薬局経営3.0社長が変われば薬局か変わる

 

編集部より

医師であり調剤薬局の経営者でもある狭間研至さんの連載コラム「薬局経営3.0〜社長が変われば薬局が変わる〜」。最終回は、これまでの内容を振り返りながら、「変わりたいけど変われない」薬局経営者の方たちが何をすべきか、解説いただきました。コロナ禍の時代を経て訪れようとしている「薬局経営3.0」。経営者の皆さんの準備はどれほど進んでいますか?生き残りをかけ、アイデア・ビジネスモデル・変化への適応、という3つの視点を持ちながら、最後に薬局経営者=社長がすべきこととはどのようなことなのでしょうか?

  

こんにちは、狭間研至です。この連載もいよいよ最終回になりました。いろいろなことを申し上げてきましたが、「大事なことだけど、薬局を変えるのは簡単じゃないよなぁ」と感じられる方も多いのではないかと思います。これは、別に薬局の経営に限ったことではありません。私たちは、日常生活の中で、さまざまな問題にぶち当たりますが、簡単に解決できるものは、そもそも問題になりませんし、そもそも解決不可能な問題は、問題として認識しなくてすみます。禅問答のようですが、問題というものは、そもそも、解決できないわけではないが、普通には解決できないという難しさなのです。

 

薬局のライフサイクルを理解し俯瞰する

  

本連載では、解決するための方策として、いくつかの提案をさせていただきました。

まず、1つは、薬局というビジネスモデルのライフサイクルを知って、俯瞰するということです。鳥の目、虫の目、魚の目といいますが、毎日の業務に専念しているとどうしても虫の目になってしまいます。日常的に起こっていることをつぶさに観察するというのは大事なことですが、それだけでは、いわゆる近視眼的になってしまい全体を見誤る可能性があります。「調剤薬局」というビジネスモデルは今後どうなるのかを考えてみることは、業界に漂う閉塞感を知り、これは動かねばならないという気持ちにつながっていきます。

 

 

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