中途入社者の採用を決めた企業の経営者や人事担当者は、「年収額が適正なのか」に悩むシーンがあるかと思います。自社の経営状態や給与テーブルを踏まえた上で、中途採用者の前職での年収額と、希望額を考慮し、決定しているケースが多いのではないでしょうか。当ページでは看護師・准看護師の平均年収額をご紹介した上で、職員が長く活躍するための施策についてご紹介いたします。
看護師の平均年収額
2019年の「国民生活基礎調査」によると、日本国民の年間所得額は437万円（中央値）とされています。対して、「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収額は男性が468万8,200円／女性が454万9,800円、准看護師の平均年収額は男性が400万7,100円／女性が388万8,200円という結果が出ています。経験年数やエリアによっても年収には違いが出ると考えられますが、1つの基準としてご参考ください。
看護師の平均年収額
※出典：厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和２年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種（表番号16）よりをもとに編集部にて表を作成
※平均年収額は、所定内給与額×12カ月＋年間賞与その他特別給与額の合計から算出
准看護師の平均年収額
※出典：厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和２年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種（表番号16）よりをもとに編集部にて表を作成
※平均年収額は、所定内給与額×12カ月＋年間賞与その他特別給与額の合計から算出
看護師が転職で求める年収
年代や性別に差があるものの、20～34歳の男女では400～424万円の希望者が多く、男性は35歳以上から425～699万円を希望するケースが多いように見受けられます。一方で、女性の35歳以上は130万円未満を選択する方が増えることから、非常勤（パート・アルバイト）としての勤務を想定していると考えられ、「「子育てや介護、家庭と両立しながら働きたい」「年齢を重ねても仕事をしたい」という志向性を持っていることが予想されます。介護の現場では、時短勤務者や高年齢の労働者をいかに登用し、活用していくかが問われています。
次に『マイナビ看護師』にご登録いただいた方を対象とした、転職活動についての意識調査の結果をご紹介します。
回答者の属性は以下の通りです。
本回答は、20～50歳の幅広い年齢の方に行っていただきましたが、中でも多かったのが「45～49歳」（14.4％）で最も多く、次いで「50～54歳」が13.2％、「25～29歳」（12.9％）が続きます。
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