2023.03.29
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医療業界の人手不足はなぜ起こる?原因とこれからについて徹底解説

医師や看護師が足りない!?

医療業界の人手不足はなぜ起こる?原因とこれからについて徹底解説

 

編集部より

医療業界では、医師、看護師、保健師、助産師、准看護師といった職種が人手不足で、採用が難しい状態が続いています。

医療業界の人手不足はなぜ起こるのでしょうか。この記事では、人手不足の原因と医療機関が人手不足打開のためにできることについて解説します。

医師、看護師ともに採用が困難な状況にある

医療業界の人手不足は、人材の管理・採用現場にいると実感できますが、統計上の数字としても確認できます。

厚生労働省が毎月発表するハローワークにおける一般職業紹介状況によると、2022年11月時点での全職種の有効求人倍率は1.35倍。一方、医師・薬剤師等は2.18倍、保健師・助産師・看護師は2.33倍、医療技術者は3.27倍、その他保健医療サービス職は3.44倍で、いずれも平均を大きく上回っています。

 

医療業界で人手不足が深刻な理由

医療業界が人手不足となってしまう理由として、主なものは3つあります。詳しい説明は下記のとおりです。

 

超高齢社会による需要の増加

医療に従事する医師や看護師の数は、ほぼ右肩上がりに増え続けています。しかし、高齢者人口の増加に伴い、医療を必要とする人がそれ以上のペースで増えているため、需要が供給を上回ってしまっている状態です。実際、高齢者(65歳以上)の人口は、2000年から2020年の20年間で、約1,400万人も増えました。

高齢者人口は2040年頃まで増え続けるとみられており、ピーク時には約3,900万人になると予想されています。医師や看護師が増えても、ニーズが伸び続けているため、なかなか差が埋まらないのが現状です。

 

働き方改革により業務をこなすために新たな人員が必要に

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