2019.06.17
5

【第5回】アクティブになる習慣

自律神経を整える名医の習慣

習慣が変わると行動が変わる、行動が変わると人生が変わる――。国内における自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生が、自律神経研究の知見をベースにした、参考にしてもらいたい自らの「習慣」を教えてくれます。第5回のテーマは「アクティブになる習慣」。やるべきことは山積みなのに、どうにもやる気が出ない……。そんな人はぜひ参考にしてみてください。

 

 構成/岩川悟、清家茂樹 写真/川しまゆうこ

 

交感神経の働きを上げる朝シャワーで、心身をアクティブな状態へ変える

朝にシャワーを浴びるとすっきり目覚めて体も生き生きする感じがしますが、これは医学的にも理にかなった方法です。現代人は交感神経が優位になりがちですが、とくになにもする気が起こらないような無気力を感じる日には、あえて交感神経を刺激するのも良いでしょう。

 

交感神経はいわば車のアクセルのようなもので、この働きが高まると、血管が収縮して血圧が高まり、ブドウ糖をはじめとした血液中の栄養も増えるなど心身をアクティブな状態へ変えていきます。

 

そこで、肌に適度な刺激を与える朝シャワーが効果的なわけですが、交感神経はもともと午前中に優位になるリズムがあるため、さらにその働きが活性化されます。

 

ただし、ひとつ注意点が。それは急に熱いシャワーを浴びないこと。交感神経の働きが一気に高まり過ぎて、血管を収縮させて血液がどろどろになってしまいます。

 

まずは37~38度くらいからゆっくりと。なにごとも、極端なことは体に良くないと心得ておきましょう。

 

 

胸式呼吸と深呼吸を使いわければ、「やる気」をコントロールできる

会員登録されている方のみ続きをお読みいただけます。

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP